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ショッピング・バレエ鑑賞・マンガ・旅行など、自分の趣味・行動ダラダラ日記


by remisara
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5/16 『Gat/Duato/Preljocaj』*パリオペラ座バレエ

5/16 『Gat/Duato/Preljocaj』*パリオペラ座バレエ_c0162882_013181.jpgコンテにあんまり興味がなかったので、オネーギンと交代でガルニエで上演しているトリプル・ビルは見るつもりがなかったのですが、見た人全員が「とりあえずマリ・アニエスの『ホワイト・ダークネス』は見とけ!」という事だったので行ってきました。
しかも普段16€の席がマチネだと12€になるし。

↓本日の主要キャスト
・HARK ! /Emanuel Gat
Stéphanie Romberg
Amélie Lamoureux

・WHITE DARKNESS /Nacho Duato
Marie-Agnès Gillot
Stéphane Bullion

・MC14/22 "Ceci est mon corps" /Angelin Prelijocaj
Danseurs du Ballet de l'Opéra national de Paris





・HARK ! (25分)
出演者は女性のみ13人。みんなおそろいの黒の上はチューブトップ型レオタードで薄い黒のシースルーのハイネック、長袖着用。下はボクサーパンツ型。主要2人は素足で裸足。それ以外の11人は上と同じような薄いシースルーのタイツにポアント着用(このポアント、タイツと同色で紐が見えなかってんけどタイツと一体化してるの?)髪は下の方でひっつめて1つにくくってました。
みんなスタイル良くて、あと耳と尻尾、襟とカフスつけてピンヒールはいたら素敵なバニーちゃんになれそう。

全体に暗い照明で、舞台後方に近未来的な倉庫の壁?のセットのみ。
バロック調の音楽に合わせて、13人全員で踊ったり、ポアント3人だけで踊ったり、素足2人で踊ったりしてました。ちょっとロボット?アンドロイドちっくな動きで更に近未来的?
一応素足2人が主役というか中心で踊ってて、コンテらしくしゃがんだり(2番ポジションからグランプリエしてもお尻がでなくて足がまっすぐになるのはさすが)手をついたり結構はげしく踊ってました。ポアント組みはポアントはいてるので、ポアントで立ったりシェネでクルクル回ったりちょとクラシック風な動きが多かった。
スタイルが良くて綺麗なおねえちゃんを見るのが好きなので、これはまあ結構楽しめた。

・WHITE DARKNESS(25分)
主役は赤紫のロングドレス(紐が後ろでクロスしていて素敵)の女性と白っぽいシャツとズボンをはいた男性。それ以外に4組の男女がでてました。男性は黒のTシャツ、ショートパンツ。女性は黒っぽい紫のチューブトップとショートパンツ。

薄暗い舞台に上から円形でスポットライトがあったって上から砂?塩?が少しずつ降ってくる場面。ナウシカの腐海の森の底のような感じでサラサラとこぼれてきてました(本当にあんな感じでした)。時々砂を手のひらで受けたり身体に浴びたり。舞台上で砂で滑らないかちょっと不安でした。

結構動きの早い演目で、リフトもジャンプもスピードがあって見てて楽しかった。舞台あちこち走り回って、ジャンプしてっというかんじ。主役2人だけで踊ったり、ソロで踊ったり4組と組み合わさったり。

主役2人、特にマリ・アニエスの身体能力の高さと存在感はまさに別格。
最後に舞台中央でたたずむマリ・アニエスが、滝のように降ってくる砂を浴びて幕。
3つの中で一番楽しめた。

5/16 『Gat/Duato/Preljocaj』*パリオペラ座バレエ_c0162882_2338227.jpg


・MC14/22 "Ceci est mon corps"(55分)
休憩20分挟んでもう1演目。
これが長すぎて、しかも難解すぎてどうしようかと思ったよ・・。

幕があがると、青っぽい蛍光灯が3つ奥に向かって4つ列ならんでます。
男ばっかり12人の演目。上半身裸、黒の巻きスカート風。スリットが深いです。なので激しく動くと太ももの上まで足がバッチリ見えますが、おっさんの私としては綺麗なおねえちゃんの足だったらいいのにと思ってました。

上手側にガムテープ手に舞台に、延々とテープ貼り付けていく男1人。
下手側に、2人の男。水をはった銀色の桶と手桶があって1人の男がひたすらもう1人の男を手で洗ってます。最初頭(つるっぱげです。この演目のために剃ってるの?)で手、膝の上にうつぶせて背中とか。非常にホモホモしい空気が漂ってます。なんだこれ?
で、舞台中央にステンレス製の細いテーブルを横に2つ、高さに4つに組み合わせた4段ベッドのようなものが置かれててそこに横たわった8人がひたすら芋虫のように這い回ってました。
これが数十分続いたら、ベッドから降りてきてベッドを分解あちこちに置いたり1列に並べたり。そこで激しくバトル風?ダンス。ステンレスベッドや床に激しくぶつけられてました。うーん、身体全体あざが残りそうだ・・。

あとつるっぱけの人が一人で最初にパタリロ音頭のようなポージングして踊っていく所は、途中からガムテープ持った人が来て、はじめに目の周囲をグルグルテープで貼り付けて、それでも同じ踊りをするので徐々に右手を頭の上に固定、右足だけ曲がらないように固定、左手を体幹に固定、右足を身体に固定、足両方固定と段々動ける範囲が狭まっていくけど同じ動きをしようという所はみんな笑ってたけど、おもしろいと感じたのはそこだけだったなあ。
最後はステンレスベッドを3,2,1段と階段状に組み合わせて、一人ひとり順番に飛び降りしてました。真下に6人いて受け止めてた。手前でも2人くらいなんかしてたけど覚えてないなあ。奥で順番に飛び降りしながら幕。

なんだこれ、本当に意味が分からん・・。しかも55分は長すぎないか?お尻が痛くなっちゃいました。
音楽も振り付けも、この間みた『Le Parc』に似てて(同じ振付家だからしかたないけど)、でもこっちの方が全然分からず・・。しかもあの不協和音な音楽が好きになれません。物が割れる音とか叫び声とか銃が乱射された音をサンプリングしてて。このリズムのない音楽で踊る人は、どうやってカウントとってるんだろう・・。

それにしてもこれ1回は見るけど、2回目行こうという人いるんでしょうか・・?
私がおバカちゃんで理解できないから楽しめないだけ?

5/16 『Gat/Duato/Preljocaj』*パリオペラ座バレエ_c0162882_23383791.jpg

by remisara | 2009-05-18 00:19 | バレエ鑑賞