ショッピング・バレエ鑑賞・マンガ・旅行など、自分の趣味・行動ダラダラ日記


by remisara
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10/25 オペラ 『L'Elixir d'amour』*パリオペラ座バスティーユ

c0162882_9443433.jpgバスティーユでオペラ鑑賞。

演目はドニゼッティの喜劇、『愛の妙薬』です。
この演目はこのシーズン今日でラストでした。

14時半から開演のマチネです。
2emバルコンの真ん中席だったので、大変見やすかったです(その代わり高かったけど・・)。



↓本日のキャスト 
・Adina アディーナ(S)/ Tatiana Lisnic
・Nemorino ネモリーノ(T)/ Charles Castronovo
・Belcore ベルコーレ(B)/ George Petean
・Dottor Dulcamara Dr.ドゥルカマーラ(Bs)/ Paolo Gavanelli
・Giannetta ジャンネッタ(S)/ Jaël Azzaretti








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広告でみたセットは盗んだバイクで走り出しそうなかんじでしたが、のどかな農園地帯。
設定のスペイン、バスク地方というより、アメリカの片田舎なかんじでした。

*第一幕第一場/ 農園というか畑のど真ん中
山と詰まれた藁の塊の中ほどで、マットを敷いてパラソルさしてるリゾート気分のアディーナ。白に赤やピンクの小花模様が可愛いワンピース。素足でペディキュアしたり寝転んで雑誌読んだりしてます。
そんな彼女を物陰から眺める農夫ネモリーノ。うっとり眺めながら「なんて可愛い人だ」と歌います。まるでストーカーです。緑の横縞シャツにベージュのくるぶしまでのチノパン、グレーのスニーカーであんまりパッとしない印象。
そこに他の農夫や村娘が集まってくると、突然笑い出すアディーナ。読んでいる本が面白いと言い出し、皆にせがまれ(他の村人は本が読めない設定)彼女は読んでいた本「トリスタンとイゾルデ」の一節を読んで聞かせ、「飲めばたちどころに恋が成就する愛の妙薬、そんなのあり得ないわね!」といいだす。
その時、兵隊を引き連れベルコーレ軍曹がやって来る。アディーナに一目ぼれした彼は彼女に花を捧げ、羊飼いパリスの神話になぞらえて「昔パリスがしたように」と歌い、早速彼女に結婚を申しこむ。
ネモリーノは気にするが、アディーナは申し出にまんざらでもないが本気に取り合わないので、ベルコーレは兵士達を引き連れて去る。
村人達も仕事に戻り、広場にはアディーナとネモリーノの二人が残る。ネモリーノはアディーナに求婚するが、魯鈍で弱気なネモリーノにすげない彼女は、「私は自由な恋愛に生きる女」と適当に彼をあしらって自分を諦めさせようとする。それでもネモリーノが自分を思っている事を知り、心の奥では彼のことを好ましく思う。 

*第一幕・第二場/ 村の広場 
奥は畑の風景が広がっており下手にバー、上手にかけて広場。

広場にラッパの音が鳴り響くので、村人達が何事かと集まっている所へインチキ薬売りのドゥルカマーラがトラックを乗り付けて登場。
彼は村人達の無知をいい事に自分は名医だと称し、安物のワインを万病に効く妙薬だと「お聞きなされ、皆の衆」と言葉巧みに売り込むので、皆は争って買い求める。
ひと商売済んだところへ、ネモリーノが現れドゥルカマーラに『イゾルデの妙薬』を売ってくれるるように頼むので、バカが現れたとほくそ笑み、「自分が飲めば片思いの相手の心が自分の方に向く」と言う怪しげな効能まで付け、ワインを惚れ薬と偽ってネモリーノに高く売りつける。(ボルドー産らしい)
大喜びのネモリーノに対し、ドゥルカマーラは「効目が出るまで1日待たれよ。ただし当局がうるさいので、薬のことは秘密です」と言い含め、その間に逃げてしまおうと考える。薬を飲んで陽気になった(というか酒呑んで酔っ払ってます)ネモリーノが鼻歌を歌っているのを見て、現れたアディーナは驚く。
明日になれば彼女の気持ちは自分に傾くと信じきっているネモリーノは、彼女に対して大きな態度をとる。そこへベルコーレがやって来るので、アディーナはネモリーノへの当てつけからベルコーレの求婚を受け入れる。しかし薬の効能を信じているネモリーノは相変わらず強気でいる。
その時伝令が「軍隊は明日出発せよ」との命令を持ってくるので、ベルコーレは、それなら今日中に結婚しようとアディーナに迫り受け入れることに。驚いたネモリーノがせめて明日まで待ってくれと懇願するが、ベルコーレに追い払われる。ネモリーノはもう一度ドゥルカマーラの所へ助けを求めに行く。

*第二幕・第一場/ 村の広場?中央に舞台
広場で婚礼の祝宴が華やかに開かれ、何故かドゥルカマーラも招かれている。みんなで祝福している場にベルコーレが公証人を連れて来てアディーナに婚姻の署名を求めるが、彼女はためらって夜まで待ってくれる様に頼む。
みんなが去った後ネモリーノがもう一本薬を売って欲しいとドゥルカマーラを訪ねるが、お金がないので取り合ってもらえない。
そこに夜まで待つ事にしたベルコーレが現れ、軍隊に入れば栄光と名誉と恋愛と大金が手に入るとネモリーノを誘い、仕方なく彼はベルコーレの部隊に入隊することにし、給料20スクードを前借りして秘薬を買いにドゥルカマーラを探しに行く。ベルコーレは、恋仇を追い払うには入隊させるに限るとほくそえむ。

*第二幕・第二場/ 村の広場 

ジャンネッタや村娘達が集まり、ネモリーノのお金持ちの叔父さんが亡くなってその莫大な遺産が彼に転がり込む事になったと噂している。そこにドゥルカマーラから再び買い求めた薬(というか酒だ)を飲んでご機嫌になったネモリーノがトラクターを藁山につっこみ登場。
金持ちになるらしい彼を村娘達がちやほやするので、彼はてっきり薬の効能が現れ始めたと思い込み気分をよくする。ネモリーノが急に娘達にもて始めたのを見てアディーナは心配する。
ネモリーノはドゥルカマーラに大いに感謝し、ドゥルカマーラも自分が売ったインチキ薬が本当に効いたのに驚く。ネモリーノは薬の効き目でアディーナの気持ちもきっと自分に傾くに違いないと思い込んでいる。
アディーナは誰かにネモリーノを取られてしまわないかと不安になりドゥルカマーラに相談すると、彼はネモリーノが愛の妙薬を買うに到ったいきさつと、自由を捨てて兵士になった理由を話すので、ネモリーノの真心を知ったアディーナは深く感動する。
ドゥルカマーラは彼女にもインチキ薬を愛の妙薬として売り付けようとするが、愛は自分の力で勝ち取るものだと言って彼の手には乗らない。この様子を遠くから見ていたネモリーノは、目に涙を浮かべるアディーナの様子から彼女の本心を知って感動しながらアリア「人知れぬ涙」を歌う。

アディーナはベルコーレから入隊契約書を買い戻してきたと彼に契約書を渡し、貴方はもう自由になったと云う。結婚の誓約に二の足を踏んだ理由は、自分も本当は純朴なネモリーノを恋しているからだが勝気な彼女は自分からは彼を愛してるとは言わないので、ネモリーノは貴女に愛されていないのならやっぱり軍隊に入ると云うので、ついにアディーナも我慢しきれなくなり二人ははっきりと互いの愛を確かめ合う。
抱き合って藁山に倒れこんでる所に戻ってきたベルコーレは、二人を見て男らしく身を引くことにする。村人は二人を祝福し、ネモリーノは叔父の財産を受け継いで村一番の大金持ちになったと云うのでアディーナもネモリーノも驚く。
ドゥルカマーラは全て愛の妙薬のなせる業と云い、人々は争ってインチキ薬を買い求める。たちまち全部を売り尽くしたドゥルカマーラは人々の歓声に送られ村を出発する。


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美術セットも衣装、演出も可愛くて(途中犬が走ったり)、なかなかよかった。
ドゥルカマーラとベルコーレの二人は芸達者で歌も上手い。
非常に楽しめた公演でした。
ただ主役2人(アディーナとネモリーノ)の声は綺麗だったけど、声量がイマイチ響いてこないのだけが唯一不満・・。
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by remisara | 2009-10-26 09:49 | 舞台鑑賞