マンガ『テルマエ・ロマエ』/ ヤマザキマリ
2010年 05月 15日
あらすじ→古代ローマの設計技師(風呂限定)ルシウス。
仕事熱心な彼は浴場のアイデアについて悩みまくり、そのあげく現代日本の銭湯にワープ!?
彼は日本と古代ローマ(風呂限定)を往来できる体質になってしまったのだ!!
好漢ルシウスの時空を越えた大冒険(風呂限定)が始まった!!
古代ローマ人の風呂設計士、ルシウスが浴場に悩みつつ風呂(というか水場?)に浸かると、あら不思議、現代日本表にタイムスリップしちゃうというお話。
まず表紙からミケランジェロ風にしてますが、ガッチリコンチが描かれてて噴出しそうに。帯で隠すとかないのね・・。
中身も飛ばしてて、風呂限定な分他の追従を許さない仕上がり。
1話では大衆浴場の設計に悩んで使ってたら、日本の銭湯に。そこでの壁画(富士山)、暖簾、フルーツ牛乳のやり方をゲット。しかしフルーツ牛乳は飲んだだけでよく味が分かったなあ・・。
その後も、露天風呂、ウォシュレット、家庭用風呂、オンドルとマニアック。
付属の温泉卵やら垢すり、シャンプーハットやらもしっかり取り込んでます。
古代ローマの周囲の人は斬新なアイデアに賞賛を送るけど、本人は現代日本の文化を見ただけなので、自分が考えたのではないからとまじめに悩んでて素直に喜べず。
そのまじめ具合がほんまに面白い仕上がりで笑えます。
そしていきなり湯船から出てきた外人さんに対して、周囲の人が優しく対応してあげる状況も「いや、無理があるだろ~」と思うけど(展示スペースでの登場はさすがに)ルシウスの内面とのギャップがあって笑える。
一応裸でいてもおかしくない設定になってるのが見事です。
忙しさのあまり、最後は嫁に逃げられてましたが、どうなる?ルシウス!
2巻はどんな内容を考えるのか今から楽しみです。