小説『カッコウの卵は誰のもの』/ 東野圭吾
2011年 01月 10日
あらすじ→スキーの元日本代表・緋田には、同じくスキーヤーの娘・風美がいる。母親の智代は、風美が2歳になる前に自殺していた。緋田は、智代の遺品から流産の事実を知る。では、風美の出生は? そんななか、緋田父子の遺伝子についてスポーツ医学的研究の要請が・・。さらに、風美の競技出場を妨害する脅迫状が届く―。
*ネタバレしています。未読の際は注意してください。
設定からか冒頭はグイグイと引っ張り込まれて面白いねんけど、
途中から「う~ん」って・・。
東野作品ってことでハードル上げちゃってたかなあ。
後半バタバタとしたかんじ。
自分の子を優秀な選手に育てようとする父親はわかる。
でも母親の自殺理由が不明だし、途中からもう一人妊婦を出してくるし。
しかも妻と愛人が同時期に妊娠・出産って・・。ものすごく都合がよすぎる。
死期近い息子も何がしたかったんだか。
しかも犯人出頭で、誰・・?という感じ。
いくら自分の子供がスキー嫌がってるからって、あんな行動にでんでも。
自分が仕事やめて違う仕事探すとかしてからせえよと。
今は嫌々でも成績上がると違ってくるかもしれないのに。
事実ライバルができた、タイムが上がったことで少しやる気が見えたのに。
もうちょっとひねりが欲しかったかな。