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ショッピング・バレエ鑑賞・マンガ・旅行など、自分の趣味・行動ダラダラ日記


by remisara
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10/31 『コッペリア』/スターダンサーズバレエ団

10/31 『コッペリア』/スターダンサーズバレエ団_c0162882_1113957.jpg
10/31はスターダンサー図バレエ団『コッペリア』観に行きました!

2011年スターダンサーズ・バレエ団10月公演
ピーター・ライト版『コッペリア』全三幕

ゆうぽうとホール/18:30開演

・スワニルダ/吉田都
・フランツ/フラヴィオ・サラマンカ(ドイツ・カールスルーエバレエ団)
・コッペリウス/東秀昭

・コッペリア/渡辺恭子
・東洋人形/松本暁奈、スペイン/奈古幸恵、スコットランド/草場有輝、兵士/渡辺大地、佐々木源蔵
・暁/林ゆりえ






結論からいえば、今回東京遠征して、

我が人生に悔い無し!

ですわ。
それくらいよかった。
まあどのくらいよかったかというと、毎朝3幕の結婚式PDDのアダージョの音楽で目が覚めるくらい刷り込まれました(本当)。
今でも目をつぶれば舞台が思い浮かびます。


さて公演自体は、刷っているパンフにもでかでかと「フランツ役、ホセ・マニュエル・カレーニョ」の文字が躍ってますが、相手役予定だったホセは1週間前に急遽降板。
20年ぶりくらい?の競演を楽しみにもしてましたが、まあしゃあないと。

10/31 『コッペリア』/スターダンサーズバレエ団_c0162882_1115229.jpg
都さんさえ出れば、無問題!!

いや~本当にホセ降りたときはどきどきやったけど。
都さんも出ないとかなったりしたらと。

サー・ライトの推薦で決まった相手役のサラマンカ君は、顔が小さくてイケメンな線細めなラテン系な兄ちゃん。初来日の1週間で頑張って舞台を作ってくれました。

10/31 『コッペリア』/スターダンサーズバレエ団_c0162882_1121756.jpg


それはとにかく、主役の都さんですよ!(フンガーと鼻息強めで
でてきた瞬間から、ぱああ~としたオーラで舞台を包んで輝いてました!
感激のあまり、出てきた時から涙ぐむ始末(←怪しい

正確なポジション、ぶれないテクニックと観ててものすごい安心感。
音楽にのっているというか、音楽の一部のように一つ一つステップを踏んでいく動きは柔らかいのに、軸がまっすぐでメリハリがあるし、音楽に合わせてキチッ、ピタッとそろう動きにはある意味みてて快感を覚える。
どの動きにも指先足先の先端まで神経が行き届いてる印象。
都さんの動きがどのくらいすごいかは、他のダンサーと並んだり同じ動きをしたとき(スワニルダと友人8人とか)に顕著にわかる。
ポアントの動きも奇麗で足裏が柔らかいし、細かいステップを難なくしてて。
都さんの舞台を見るときは本当に忙しい。
舞台全体と都さんの動きとそして細かいステップのポアントワークを観るために、目が3つくらい欲しいと切実に思う。

そして都さんのすごいのはテクニックだけでなく、踊りやマイムの表現力がグンバツ
浮気性なフランツに対して、プリプリして怒ったり友人に「見てよ!あの浮気もの!」と言いつけたり、でもコッペリウスの怪しい実験で怖がるときはフランツに駆け寄ったり・・。
何かあればフランツに抱きつきに行ったりと甘えている仕草がものすごくキュート!
2階席だったのもあって、遠目には10代の少女にしか見えない。

自身が踊ったり演じたりするのを感情を表しているというより、感情が自然にマイムなどにでてきているというくらい。スワニルダとして舞台上で「生きて」表現しているんだろうなあ。
もちろん2幕のコッペリアの振りする人形振りも最高で、人形の時とスワニルダに戻ったときの演技の違いがものすごくうまい。目線やちょっとした動きで演じてて。
演じている都さんも楽しんだろうけど、それをみてる観客もものすごく幸せな気分で観れる。
観てて感激するダンサーは多いけど、幸せな気分にしてくれるダンサーは本当に稀。
そんな都さんの全幕舞台を今回みれて、本当によかった~。
何度も続くカーテンコールをみていると、本当に都さんの人柄とか暖かさを感じる本当にいい舞台だったと思う。


そして今回のスタダン公演はセットはバーミンガムロイヤルのを借りてたらしく、かなり豪華。
衣装も最初のスワニルダは淡いレモンイエローのワンピに白エプロン。
2幕のコッペリアの衣装は淡いブルー。
3幕結婚式は白に金銀縁取りで。
映像もでている英国ロイヤルの2幕コッペリアの衣装はピエロみたいであんまり好きじゃないんだよねえ・・。

ライト版はラストのコッペリウスにもコッペリアが生身の女の子になるなどハッピーエンドで、幸せな気分で終われるのがすごくいい。
(プティ版はコッペリアが壊されるらしく、そんな後味の悪いのは嫌だなあ・・)
そういえばカーテンコールでもサー・ライトがでてましたが「都さんLOVE」な感じだったなあ。実際バーミンガムとかで都さんを育てたという思いは人一倍あるだろうし。

10/31 『コッペリア』/スターダンサーズバレエ団_c0162882_112299.jpg
都さんも40代に入り、全幕は役にもよって難しいかもしれないけど、まだまだ行けるわ!と思ってしまった。
(でも実際出待ちしたら「今日は挨拶はされません」と係りの人にいわれたので、実際は全幕かなりきつかったのかもだけど)
もっと色々踊ってほしいなあ。
友人Mさんは「都さんの3大当たり役はリーズ(リーズの結婚)、スワニルダ(コッペリア)、シンデレラだと思う!」と言ってましたが激しく同意。
あとこれにジゼルとジュリエットも入れて欲しい。

ジュリエットはDVDもあるし、リーズは体力的に厳しいか?
じゃあ、次の公演は是非『ジゼル』で!
そうなったら速攻ポチるわ~!迷わず行くわ~!!
by remisara | 2011-10-31 23:55 | バレエ鑑賞