第一日曜日は無料の日!(5月)*クリュニー美術館
2009年 05月 06日
先月は旅行で行けなかったので、ご飯の仕込みしていそいそ行ってきました。だって無料だもん~。
今回は古代ローマの遺跡を利用して美術館にし、中世の美術品を収集している『クリュニー美術館』に。
美術収集家ソムラールさんという人が住んでた館を美術館にし、収集した美術・工芸品が展示されてます。
中世の彫刻なんか。残念ながら首がもげてて状態は悪いです。
天井から光が入ってて明るい。
↓ステンドグラスの展示。
中世美術なんでキリスト関係の装飾や芸術品が多いなあというかんじ。
他はタペストリー、食器、家具なんかも展示。
キリスト教関連装飾の部屋では、様々な十字架や宗教美術品で埋まってました。
右の金とガラス細工のものの用途が良く分からない・・。
この美術館の一番の目玉とも言える6枚の連作タペストリー『貴婦人と一角獣』。ここだけ部屋が特別室みたいでした。
薄暗くて写りが悪いなあ・・。
なんでもこの連作タペストリー、人間の五感をモチーフに製作されてるそうで、これは1番目の『味覚』。
貴婦人が杯につけたブドウを取ろうとしてます。
2番目のタペストリーは、『聴覚』。
貴婦人が侍女とハープ様の鉄琴?ちっちゃいオルガンみたいなものを弾いてます。
3番目のタペストリーは『視覚』。
貴婦人が片手に手鏡を持って、ユニコーンの顔を映してます。
4番目のタペストリーは『嗅覚』。
貴婦人が侍女に持たせた籠に持っているお花で花冠?を作ってます。
5番目のタペストリーは『触覚』。
貴婦人がユニコーンの角に触ってます。
と、ここまで5枚が一面の壁に並べてありました。
ん?人間の感覚って5つやん?
あと1つは何?
いわゆる第六感、「ボクは幽霊がみえるんです」なシックスセンスですか?
とワクワク期待して、1枚だけ向かい合った壁に貼られていたのをみたのですが・・
『欲望に従う』
貴婦人が侍女にもたせた宝箱から、金と宝石でできたネックレスのような物を持ってます。
・・・えーと、いきなり『強欲』になってますがな。
それなら最初から『6つの大罪』でいいんじゃ・・?と疑問に思ってしまったんですけどね。
でもどれもかなり大きいのに周囲の草花、動物など手が込んでます。貴婦人のドレスや顔もどれも綺麗だったし。色彩も古いはずなのに鮮やかだし。一見の価値はありました。
[Musee National du Mayen Age/Thermes de Cluny]
6 pl Paul Painleve 5e
M10/Cluny la Solbonne駅