7/4 『La Fille mal gardee』*パリオペラ座バレエ
2009年 07月 05日
主役はマチルド、ティボー組。
今日だけ奮発してcat.1(85€!)で取って、2erのface(正面席)だったので、舞台全体がしっかり見えてよかったです。
それにしても、この演目楽しいねんけどイマイチ集客力が低いみたいで土曜日なのにチラホラ空席が・・。こんなんで大丈夫なんでしょうか・・。
↓本日のキャスト
LISE/ Mathilde Froustey
COLAS/ Emmanuel Thibault
WIDOW SIMONE/ Michaël Denard
ALAIN/ Allister Madin
今日のマチルドは大分お嬢様分が抑えられててマシでした。高慢チキチキじゃないというか。
しかし存在感もテクニック(キープ力とか高いと思う)もあるのに、演技力がないのが致命的・・。恋しちゃってルンルンじゃないんだよな~。
2幕のシモーヌに「お母さん、お願い。私この人が好きなの。結婚を許して」という懇願する場面は、「この人だったら身体丈夫だしこき使っても大丈夫。私の言うことなんでも聞くしね」という上から目線風にしか見えない。
特にティボーと踊りが合ってないというか、PDD手足の出すタイミングが微妙にずれててイヤン・・。ソロ(とか後ろがコールド)だと光ってていいんだけど、PDDだと本当に相手を食って踊ってるみたいで・・。ってPDDじゃね~!
・コーラス役のティボーはなんというか「羊系草食男子」に見える。非常に地味~。一番気になったのは、ただ歩くとき「スタスタ」と歩くこと。普通ダンサーってもっと足を滑らすみたいに歩くやん?なんでスタスタ(という擬音がピッタリくる)歩くんだ。
テクニックはあったけど、終演後「あれ?今日のコーラス誰だっけ?」というくらい存在感が薄かった・・。マチルドに食われてたというか。
猫系リーズと羊系コーラスはマッチしないなあ。付き合ってる時点でリーズがコーラス尻に敷きまくりな印象。
・シモーヌ役のミカエル・ドナールさんはこの演目で引退らしいけど、この人本当にエトワールだったんだろうか・・?なんかリズム感が微妙にズレてて、一番の見せ場の「木靴の踊り」も盛り上がらず。タップが下手だ。タンバリン叩くタイミングも遅いんだよ。なんかコメディ演技が浮いてて、笑わそうとしてるけど空回りな感じ。どういう母さんをしたいのかよく分からないくらい存在感が薄い・・。ごついおっさんおばちゃんにしか見えず。
・アラン役のアリステ・マダンは「足りない子」の演技をもっとして欲しい。途中演技してなくて、真顔になることがあってイケメンすぎてアランじゃないよ。動きもメリハリが弱くて、流しちゃってる。この人もコメディ演技が弱くて好きじゃないなあ。
今日はハッキリ言って、コメディ要員2人の演技がイマイチすぎて不満。こんなに客席が笑わないリーズもあるんだと思ってしまった。ロイヤルみたいにわざとらしすぎる演技はパリオペでは邪道なんかもしれないけど、もっと演技を頑張ってやって笑わして欲しいと思いました。
で、あとドロテ、カルボネ組を2回取ってたのに、さっきダンソマニ日本語版ページ見たら、「カルボネ降板」って・・。オイオイ。んで、代わりにマチアスが入るそう。やった~!!
でもなあ折角ミリアム、マチアス組を追加しようと思ってたのに、なんか日毎キャストも色々変更あって、チケット買いなおさねば。ミリアムはティボーと組むらしい・・。う~んこっちは微妙だ・・。