小説 『乱鴉の島』/ 有栖川有栖
2010年 04月 24日
あらすじ→友人の作家・有栖川有栖と休養に出かけた臨床犯罪学者の火村英生は、手違いから目的地とは違う島に連れて来られてしまう。通称・烏島と呼ばれるそこは、その名の通り、数多の烏が乱舞する絶海の孤島だった。俗世との接触を絶って隠遁する作家。謎のIT長者をはじめ、次々と集まり来る人々。奇怪な殺人事件。精緻なロジックの導き出す、エレガントかつアクロバティックな結末―。
久々に有栖川作品を読んだけど、内容薄っぺらすぎなような・・?
島に集まった怪しげな人々、孤島に閉じ込められる、なくなった作家の妻、何故かいる二人の子ども・・とミステリの定番のような設定ばっかりですが、それらが活かせてない印象。
最初は設定だけでワクワクして読ませてくれるけど、終盤にはいってからの失墜には残念。
クローンとかもうね・・。
まず犯人がこんな理由で殺害・・?と思うし、そして子ども二人を集めている理由とかにもガッカリ。そんなうまくいくかいなって。
まず間違えた島自身も、そんなに紛らわしかったら島の名前変えるかひらがな表記にしたらいいと思う。
ちょっとイマイチでした。