漫画『とらわれごっこ6巻』/ サカモトミク
2011年 02月 06日
学校一小さな大熊忍は、可愛らしい名前とは正反対に、図体がでかく強面で学校中から恐れられている小熊美晴の荷物に牛乳をかけてしまう。荷物を汚してしまった忍が小熊に来るよう言われたのは、「こぐまや」という彼の祖母が営むアンティークの着物店だった。
汚してしまった荷物を弁償するため「こぐまや」で働き始めた忍は、小熊の見た目とは違う部分を知り、すっかり心をとらわれてしまう。
というお話もとうとう完結。
正直4~5巻の中だるみがつまんなくて、どうしようかと思ってたけど
まとまってよかった。
悩んでた進路も、
忍ちゃんは結局高校卒業後短大→着付け講師の道に。
大熊くんは美大→絞りの職人に!
絞りって大変なのに・・。
漫画の中でも書いてたように、絞りの図案→型紙作り→絞り→染める→糸をほどく工程があって、だから絞りは高いのねという。
特にラストの糸ほどきは前にテレビで見たけど
ビリ~ビリ~!(ブートキャンプではない)
って結構力こめてほどくので、生地を破らないようにするのが大変。
実際破ったら、そこでその反物はおじゃんだし。
うん、着物もそうだけど昔からの職人さん仕事はどれも大変だと思う。
でも作る人がいないとそこで伝統工芸が廃れるし、
着物がきっかけでであった2人がそれぞれ着物の道に進んでよかったなあと思う。
小熊4兄弟はそれぞれ、
美樹さんはそのまま仕立て師、美波→こぐまや2号店、美空→トラック運転手。
兄弟もみんな着物関係って、一人トラック野郎かよ・・。
まあ流通担当ってことで。
千夏ちゃんはモデルさんのまま。
ラストの結婚式で、出席者がみんな着物っていうのも素敵。
もっと若いときに見たら参考になりそうなコーデもあったし、
(年いくとポップすぎてキツイけど・・
着物が着たくなるなあと思わせてくれ作品でした。
おまけ漫画に新婚生活つき。
しかし今どきちゃぶ台って・・!
「猫町ショップガイド」の続きでないかな・・。