7/1 『天井桟敷の人々』*パリオペラ座バレエ
2011年 07月 01日
今回は奮発してカテゴリー1のバルコン席!
前日戻りの良席をゲットしました。
↓7/1のキャスト
Baptiste/ Bruno Bouché
Frederick Lemaitre/ Karl Paquette
Garance/ Eve Grinsztajn
Nathalie/ Mélanie Hurel
Lacenaire/ Stéphane Phavorin
La Ballerine/ Aurélia Bellet
Le Comte/ Aurélien Houette
Madame Hermine/ Caroline Robert
Desdemone/ Nolwenn Daniel
開演ブザーなっててもギリギリまで大階段でいてました。
遮るものがないバルコン席はものすごく見やすい!
舞台は・・、
19世紀初頭のパリ、タンブル通り。
賑やかに見世物小屋の前で大道芸人が曲芸を行うシーンから。
ヒュナンビュール座で樽の上に座って動かない白いピエロ(バチスト)。
大道芸の宣伝や周囲の喧騒で盛り上がる街角でいきなり一人の紳士が「時計がない!」と騒ぎ出す。
すぐ隣にいた女性・ギャランスを捕まえ「この女が盗んだ!」と訴える。
駆けつけた警官が「誰か目撃した者は?」と周囲に向かって尋ねると、バチストが「僕が見た」と一部始終をパントマイムで再現。
面白おかしく、鮮やかに再現し誤解も解けたので腹紳士はギャランスに詫びる。
一件落着し、ギャランスはバチストに微笑みバラの花を投げ投げキスをおくる。バチストはこの瞬間からギャランスの虜となったのである。
座長の娘ナタリーはバチストに恋心を抱いているのだったが、ギャランスに心奪われたバチストは浮かない顔。
舞台ではライオン役の役者が強く叩かれたことで怒り、乱闘を起こし大騒ぎになる。座長が舞台に役者の騒ぎを調停にいくと劇途中のため観客が怒り出す。
「金を返せ!金を返せ!」 観客席からは大合唱が聞こえてくる。
ルメートルがライオン役を買って出、バチストがピエロ役になり、その場を収める。
その夜、バチストとルメートルは酒場で一杯飲み親交を深めた。
宿無しのルメートルはバチストの宿の一室を借りることになる。
無頼詩人のラスネールがギャランスを伴って店に入ってきた。バチストは思いがけないギャランスの出現に驚き、じっとギャランスを見つめる。
バチストはギャランスの席に行きダンスに誘う。ギャランスの顔が輝き応じた。それを苦々しく眺めるラスネール。やがてラスネールの子分がバチストの前に立ちはだかりバチストをドアの外に放り出した。だがバチストは店に入ってきて子分を一撃で殴り倒してしまった。そしてギャランスを連れて店を出る。
愛をささやきあう二人。ギャランスも宿無しでバチストの宿の一室を借りることになる。
夜中にギャランスの歌声を聞いたルメートルは隣室のギャランスに気づき、久しぶりの再会を喜び言葉巧みにギャランスに取り入るルメートル。その直前にちょっかいをだされてたエルミーヌ夫人は地団駄をふんでくやしがる。
ギャランスとルメートルはバチストのヒュナンビュール座で競演することになる。
バチスト自作自演の無言劇『月に恋する男』が演目だ。
美女ギャランスが女神のように立っている。白い衣装を纏ったバチストは美女に思いのたけを伝えようと必死だ。思いが伝わらない男は悲観してロープで首を吊ろうとすったもんだの悪戦苦闘。観客が笑い転げる。が、バチストは舞台の袖に引いたギャランスとルメートルの睦まじそうな様子を悲しそうに見つめるのみ。
桟敷の上等な席で舞台のギャランスを見初めたのは評判を耳にしてやって来たモントレー伯爵。
*ちゃんとボックス席にライトもあたります。
モントレー伯爵が楽屋のギャランスに大きな花篭を届ける。それをギャランスは軽く受け流してしまう。モントレー伯爵は何かあれば力になると、名刺を置いて立ち去った。
エルミーヌ夫人がギャランスを告発し、警察が連行しようとした。ギャランスには身に覚えが無い。窮地に立たされたギャランスは、警察に向かってモントレー伯爵の名刺を渡す・・。
1幕は・・バチストのブッシェもギャランスのグランツタインも頑張ってたけど、
昨日のエトワールコンビを見たせいかいまいち・・。
何しろブッシェはまだスジェだし(グランツタインはプルミエール)。
そして1幕終わると・・、
まあ、昨日も「初日」だったけどね!
大階段に行くと・・、
本日はダニエルです。
幕間にこんな劇中劇を入れてくれる演出、他にはないと思う。
2幕以降は、別でアップします。